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『ゼンダ城の虜』ぶぅ。


 今、アントニー・ホープの「ゼンダ城の虜」を読み途中であります。
 本屋や古本屋に全然なくて、一年ぐらい探していたんですが、ないので、諦めて、県立図書館からボロボロの本を借りてきましたぶぅ。
 今となってはマイナーな作品かも知れませんが、「まんが道」で足塚茂道がマンガ化しているので、結構、知っている人はいるかと思います。
 辻原登先生の「花はさくら木」や「ターンAガンダム」なんかも、この本が元ネタかも知れません。
 ある貴族の青年が旅行中、そっくりな王様と出会い、陰謀に巻き込まれて幽閉された彼のかわりに、王となって政敵と戦ったり、姫と恋をしたり、本物の王様を救出したりする話ですぶぅ。

 ぼくは「まんが道」で知ったので、てっきり、主人公が王様に似ているのは「他人の空似」であり、「王の救出」のみがメインプロットの物語だと思っていました。
 ところが、本当の主題は「王様の暮らしを堪能すること」であり、「王位を簒奪するという誘惑に耐えられるか?」というテーマに繋がりますぶぅ。
 重要な要素は、

 ・主人公は王様の遠い親戚にあたり、それなりの身分の貴族であること(王位継承権がまったくないわけではない)。
 ・主人公は知力・武力・カリスマ性、どれをとってもそこそこ一流であること。
 ・本物の王より王様らしいこと。

 この三点により、真実を知る家臣ですら、主人公を王位につけてやりたくなってしまうし、真実を知らない姫はかつての王よりも、今の主人公にベタ惚れ、敵ですら、「王位について一緒にやらないか?」と、もちかけてくる始末。
 王様ってすごいな、お姫様と結婚ができる!
 って、童話の世界の願望をかなえてくれる物語です。
 シンプルながら、物語も実に政治的。
 ヨーロッパの小説には活劇にも物語の背景に必ず政治があるぶぅ。
 日本でそういうスタイルを実践している作品は少なく、とても残念であります。
 日本の現代小説は娯楽性と商業性は高いけど、志は低い。
 志が低い作品を書くのにもそれなりの技術と経験が必要で、志が高くて商業性は低い作品よりはマジなんだけど、みんながみんな 志が低いというのも、やっぱり問題だと思います。ぶぅ。

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